大般若経 新調しました


弘済寺を智慧の風がそよぐ道場に

 大般若経は、正式名を「大般若波羅密多経」といい、大乗経典の基礎的教義が書かれている長短様々な「般若経典」を集大成したものです。630年頃、西遊記で有名な三蔵法師こと玄奘三蔵(602~664)が、往復3万キロ、17年の歳月をかけてインドより中国に持ち帰り、4年をかけて漢文に翻訳した全16部600巻、字数にするとなんと500万字に及ぶ膨大な経典です。 

 「大般若転読法要」では、お堂に集まった僧侶が手に取った経本を空中に勢いよく転じ、声高らかに経題を唱えながらパラパラと広げることで、経典の大いなる功徳が風となって多くの皆様に届きます。 

 当山におきましても、『大般若経』を転読して梵風を起こし、皆様の無病息災を祈ると同時に新型コロナウイルス等の感染症や毎年のように襲ってくる地震、台風、豪雨等の多くの天災を祓うため、真言宗立教開宗1200年を記念して『大般若経』全600巻を新調いたしました。

 


明朝体のルーツ

重要文化財『鉄眼版一切経版木(黄檗山萬福寺塔頭宝蔵院所蔵)』から手摺りの大般若経 

 

 鉄眼版一切経版木は、隠元禅師・木庵禅師に帰依した鉄眼禅師が、日本に一切経の版木がないことを残念に思い、17年の永きに渡って独力独行説法と勧進(募金)に明け暮れ、今から約350年前天和元年に未曾有の一切大蔵経6,91660,000枚の版木を完成したものです。

 

 この版木が、今では当たり前の印刷用書体「明朝体」や原稿用紙の起源とされています。

 

 この度、当山で新調した経典は、その重要文化財「鉄眼版一切経版木を昔通りに熟練の摺り師が一枚一枚バレンで精魂込めて摺り上げた手摺りの大般若経です。

 先日、出版元である京都の貝葉書院さんより連絡がありました。文化庁の指導もあって重要文化財である鉄眼版一切経版木の保護の観点から木版手摺を終了することになったそうです。ギリギリ間に合いました! ふぅ~

 

※ ↓↓↓の動画、宝蔵院内の作業所にお邪魔したときのものです。


※ 経本を収納する経唐櫃(きょうからびつ)は12箱あり、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の字が書かれています。本堂外陣の棚に納めます。


大般若経ご奉納のご案内(奉納 受付中)

  皆様には、この勝縁に乗じて、この貴重な事業にご賛同賜り、ご自身、ご家族、お子さま、お孫さまの新たな夢や希望の成就、また、先祖供養や大切な方の精霊供養の願いを添えた『大般若経』奉納のご検討をくださいますようお願い申し上げます。

  経典一巻一巻にご芳名と願意(家内安全・心願成就・先祖供養等)を書き添え、弘済寺の存する限り、永代祈念申し上げます。

○ 奉納目安 

 大般若経 二巻(表裏で)の場合       10,000円

 経唐櫃  一箱(経典を収納する箱…50巻収納)の場合 50,000円 

〇 下記より、ご住所・ご芳名をご記入の上、ご奉納の申込みをメールしてください。

 奉納申込書 並びに 浄財振替用紙を郵送させていただきます。

 弘済寺メールアドレス:kosaimitsuji@ybb.ne.jp  

〇 ご参拝の際に直接 弘済寺にお納めいただいても結構です。 

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250-0132

神奈川県南足柄市弘西寺131

弘済寺 住職 玉野 真永

電話/FAX 0465-74-1717

ゆうちょ銀行振替口座

 加入者名  弘済寺

 口座記号番号00200-7-91754

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【クレジットカードによるご寄進はコチラをご利用ください!】

大般若経奉納

大般若経本2巻 1口 10,000円(何口でも)

「ご浄財の申し込み」「口数を入力」をクリックし、

 口数を確定し「ご祈願の内容欄」に願い事をご記入ください。

 氏名・メールアドレス、クレジットカード情報等を入力後、

 最終確認をしてから、「ご寄進」をクリックしてください。

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・家内安全・開運厄除・病気平癒・良縁満足・身体健康

・商売繁盛・入試合格・交通安全・安産祈願・疫病退散

・世界平和・先祖供養(為             )

・その他(                    )

 

¥10,000

 

¥10,000

  • 在庫あり
  • お届け日数:1~3日1

※ 新調した大般若経600巻は、両面摺りで300巻仕立てになっています。