お地蔵さん修復記(その五)補作・木地作業


 8月は「補作」の第2段階、木地作業が終わりました。


① 本像の特徴である法衣垂下(衣が台座を覆うように垂れている)様式、左側の欠失部をヒノキ材で補作しました。(↓修理前と↓修理後)


② 右袖の欠失部分もヒノキ材で補作。裳裾、袖とも衣のひだの造形は現存箇所から推測して作っています。(↓修理前と↓修理後)


③ 欠失していた宝珠の新補を行いました。宝珠は地蔵菩薩の持物で一切の願いが意の如く叶う宝の玉(如意宝珠:にょいほうしゅ)。人々の願いを成就させてくれる仏の徳の象徴です。



④ 全体の仮組みを行いました。


⑤ 錆びて用を為さなくなってしまった鎹は、江戸打刃物製作所の老舗「八重樫刃物製作所」に錆びないステンレス製でオーダーメイドしました。

 

 

八重樫刃物製作所

住所 東京都葛飾区立石3丁目4番7号

電話 03-3697-5487