お地蔵さん修復記(その八)胡粉下地・錆下地・弁柄、呂色漆


1.胡粉(ごふん)下地


胡粉と墨を混ぜた下地を塗った全体写真と錫杖の写真です。

 

表面が整うまで、塗りとサンドペーパーで研ぐ作業を繰り返し行いました。



2.錆(さび)下地


生漆に砥の粉を混ぜた錆漆を本躰と宝珠に塗りました。

 

宝珠は錆漆を塗って研ぐ作業を3回。

 

本躰は胡粉下地の上に錆漆を塗って研ぐ作業を1回。この後、艶消の弁柄漆を部分的に塗ります。



3.宝珠について


本躰肉身部、胡粉下地の上に膠で溶いた弁柄を塗りました。この後、金泥を塗ります。

 

錆漆をした宝珠と胡粉下地の錫杖は、サンドペーパーや砥石で研ぎ、錆固め(研いだ後に生漆を拭き固める作業です)を行った後、呂色漆を塗りました。

 

今回は、艶消の呂色漆を使用しました。この後、金箔を押します。