お地蔵さん修復記(その三十一)裳裾取付~現地最終調整


1.光背の傾き調整

 須弥壇に乗せた台座上に1年ぶりに地蔵尊本体を乗せて、台座・光背の微調整です。

これらの作業は現地でなければできないので、三乗堂さんは1/15~20の5日間は弘済寺まで通いで作業をしてくれました。



2.裳裾(法衣垂下)の取付

 裳裾を台座に真鍮釘で固定し、木屎漆で穴を埋めて、修理箇所に胡粉下地を整えた後、アクリル絵の具で補彩、古色を行った。



3.修復事業 無魔成満です\(^-^)/

令和5年1月20日(引き渡し)

 

 2年間という長い長い入院生活でしたが、先生方の手厚い治療と看護のお陰ですっかり元気になったお地蔵さん、めでたく退院となりました。ありがとうございます、、、そしてお帰りなさい♡


令和5年1月21日

 

 320年ぶりの令和の保存修復事業が済み、本堂脇陣に安置されたお地蔵さん。初大師の朝勤にて開眼しました。

 檀信徒並びに関係各位のご出席いただいての、開眼供養法要は令和5年7月23日の地蔵まつりにて執り行います。乞うご期待ください!