蓮弁を葺く様子(漆箔後の蓮弁)
【台座】
1.蓮弁 補彩古色→組み上げ
補作を行った蓮弁は、胡粉下地→漆塗り(呂色漆)→漆箔(金箔を漆でおす)を行った。
その後、蓮肉部に蓮弁を葺いた。元々1段目〜5段目までは竹釘、6段目は銅釘で固定されていたが、蓮弁が1枚1枚重く、しっかりと固定を行う必要があったため、真鍮釘ですべて固定した。葺き方は、元々葺いていた形に合わせた。
補作後
胡粉下地
呂色
2.全体組み上げ、胡粉下地
補作がすべて終わった後、仕上げのための下地、胡粉を施した。
胡粉下地を行った全体の様子(正面)
胡粉下地を行った全体の様子(側面)
3.補彩、古色
胡粉下地を整えた後、アクリル絵の具で補彩、古色を行った。
蓮肉部上面
胡粉下地
蓮肉部上面
補彩・古色仕上げ
蓮弁
箔押し
蓮弁
古色
4.修理銘札
本修理の修理銘札は、框部の新補した背面材に取り付けた。
修理銘札
框部背面材に取り付けた